形見のきものに新しい命を吹き込むリメイク

大胆な柄ゆきや色使い、独特の風合いを持つ昔の着物には、現代の着物にはない魅力があります。

まして、大切な人から譲り受けた形見の品だとしたら、手放すことはできないでしょう。

大切だからとタンスにしまわれたままでは、着物は本来の魅力を発揮できず、故人の想いも忘れ去られてしまします。

そんなタンスにしまわれ、着られることもない着物たちを救うために「想い出きものお助け本舗」は生まれました。

古い時代を持ち主とともに生きてきた着物にもう一度命を与え、現代に活躍するバッグや小物として活かしてみませんか?

 


アンティークきものリメイク 6つのプロの技

世界にたった一つの大切なお着物をお預かりし、新しい命を吹き込む作業は、失敗が許されない真剣勝負。

アトリエ風悠では、アンティークきものリメイク17年間のキャリアで培ってきた、素材を見極める目利き力や風合い生かす技術などを駆使し、真心こめてリメイクをいたしております。

1.デザイン

着物地を知り尽くしたデザイナーならではの布づかいで、古い布の風合いを生かした表現か可能です。

柄を生かした裁断や、布の柔らかさの表現をはじめ、型崩れしないようにタックやダーツの入れ方に工夫を凝らしています。

 

2.縫製

職業用ミシンは馬力が違うため縫い締まりがよく、縫い目も安定して丈夫で美しいのが特徴です。

日常使いの中で耐久性が要求されるバッグにおいて、縫製の丈夫さは特に重要なポイントです。

家庭用ミシンでの縫製との差は使うほどに増していきます。

 

3.芯選び

バッグはものを入れて運ぶ道具です。軽さと丈夫さのカギを握るのは芯選びにあります。

例えば大型バッグは、入れるものの重量も考慮し、本体は少しでも軽く仕上げるように配慮するなど、ひとつひとつ用途と形状を考えた芯選びをしています。

 

4.裏地

見えない部分でおしゃれを楽しむ江戸時代の美意識に倣って、裏地には凝った色柄の生地を使っています。

 バッグを開けた瞬間に、ハッとして「わぁステキ!」と楽しめるようなデザインを心掛けています。

ものの出し入れがしやすいよう滑りの良さ、軽さ、丈夫さなどに配慮しています。

 

5.機能面 

オーダーメイドですから、バッグの内ポケットや間仕切りなど使い手の希望通りにオーダーできます。用途によってご相談ください。

バッグの中でキーが迷子にならないキーストラップなど、オリジナルの工夫も取り入れています。

 

6.修理保証 

末永くご愛用いただくために、使ううちにほつれなどが生じた場合、無償にて修理を承ります。

現物をアトリエまでお送りください。

 


私たちが心を込めておつくりします

 昔のきものは本当にいい素材のものばかりです。

その良さを現代の人にもわかってもらいたい。

着られることのない古い着物にもう一度命を与えたい。

そんな思いで、着物リメイク小物を作成しています。

 

山本幸子

旅館業を営む家に生まれ、着物に囲まれた生活を送り、折々に祖母が仕立ててくれるきものが大好きだった。洋裁の教師だった母から裁縫の手ほどきを受けた後、本格的に洋裁学校へ。洋裁歴45年。本物に囲まれて育ち、豊富なきものの知識と洋裁の腕を生かして、着物から洋服を仕立てるギャラリー風悠をオープン。着た人が10倍も20倍も光るような服作りを心掛けている。その着やすい仕立てには定評があり、ファン多数。

小澤麻未

5歳の頃からミシンを始め、人形の服をデザインしては作っていた。ファッションに興味はあったものの、独身時代は他業種に就き見聞を広める。結婚後本格的に洋裁を学び、母のギャラリー風悠を手伝うように。持ち前のセンスの良さに実用的な視点を加え、独創的かつ使いやすいバッグを生み出している。顧客からの喜びの声を励みに創作意欲が増す日々。